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[ 147] Amazon.co.jp: わたくし率イン歯ー、または世界: 川上 未映子: 本
[引用サイト]  http://www.amazon.co.jp/a??a??a??a??c??a??a?3a- ̄a??a?a??a??a? ̄a,?c??-a・?a,?-a?aa??a-?/dp/4062142139

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脳でも子宮でもなく奥歯が書いた私(わたくし)小説。もうこの設定自体、許せない人には許せないだろう。俺にしたって、タイトルはちょっとヤバイと思ったけど、ロリっぽい著者近影と意外に30越えの年齢のギャップに「ほしのあき?」的な関心で手に取ったわけで。
内容はと言えば、もう、わたしわたしわたしの脳天パラダイス状態。大阪弁がまた、言葉から理性を奪い去る。もう、この言葉の羅列には、理性も客観も物語もコミュニケーションも何ひとつなくて、あるのは肥大した「わたし」だけ。日付の前後する日記とかはちょっと吉田戦車風で、そこら辺の稚拙な作為が見え隠れするのが何だけど、まあ、よく引っ張るよなぁ。まあ、勘違いして手に取った人も普通は2〜3ページで放棄するんだろうけど、読み始めたらとりあえず最後まで読む貧乏性で律儀な俺としたら、いつご褒美がもらえるのか、サービスシーンがあるのか、って望み薄でも期待しちゃう訳だ。そんな勝手な罠にはまって読み進めると、そこにあるのはノイジーな、救いのない、気のふれた、不快な、目を覆う、自己完結の、退屈な、鬱陶しい、ノーサービスのわたしわたしわたし、なんだけど。
「わたしわたしうるさいねん。奥歯とか雪とかさっきから何をゆうとんねん。いっこもなんも意味わかってへんからこっち百パー意味わかってへんから。ってゆうか、あんたおかしいやろ?」「っていうかまず人に話するときの努力をしろよ。おまえよ。間違ってるやろがそもそもが。みんな忙しいねん」っていう、やっとまともに文脈の通じる「わたし」以外の言葉が登場して、この小説の構造自体が相対化されるんだけど、ここの部分はカタルシスっていうか、逆にここまでの「わたし」語りの異物感を際立たせもする。言葉とか私とか意味とか文学とか、考えさせられる。まぁ、この手に何度も乗るほど「暇やないねんて」ってのも一方ではあるけど。
なんとも不思議な読後感だった。一息ついてストーリーを追い直してみる。統合失調症患者の妄想のような一見、支離滅裂な話が続く。自分の奥歯に自我があると「決めた」女が、まだ宿してもいない自分の子どもと中学時代に「自分が知りたい秘密」を教えてくれた男の子へ向けて手紙を書く。その内容は正しく妄想そのもの。しかし、この本のテーマである、わたし、自己意識、自我についての考えは実に深い。哲学の独我論にも通じる。アルバイト先の歯医者でも妄想が続くが、これは自らの影を見ていると思える。そこへ実物のその男が患者としてやってくる。女は男をアパートへ訪ね、怒涛のわたくし論をブっぱなし「奥歯(男の自我)ちょうだい」とたたみかける。それに対峙する男の部屋から出てきた女が、読んでいて笑えるまでに痛快な現実を突きつける。これがクライマックス。後半の展開も興味深い。奥歯を麻酔なしで抜きながら頭に浮かぶのは過去に受けた陰湿ないじめの光景か。最後の3ページには、すべての始まりを予感させるエピソードがこの部分だけは全く普通の文体で書かれている。このリズムはハマる。人物の心を生々しく描写する著者の力はすごい。
もう一つの「感じる専門家 採用試験」での、妊婦の葛藤の描写も妙にリアルで素晴らしい。子どもを生んだことはないだろうに。
「乳と卵」も是非読みたい。

失礼ながら著者のことは一昨日まで全く知らなかった。
「永井均」でamazon検索をかけたら、なぜかこの著作が上位に表示されてて、あれ?と思ったのだけれど、今日一日で読んでみて、本の主題に永井哲学の示唆・影響が強烈に伺えたのでなるほどなと思った。
<私>にしろ、<人称の秘密>にしろ、永井均を愛読している者には親しみやすいのだけれど、永井を読んだことのない読者はどこまでこの本をおもしろがれるのかわからないので、気になる方は永井均『子どものための哲学』を読んで見るとさらにおもしろくこの本を読めると思う。「雪国〜」のくだりは確か永井の本にもあったような記憶がある。(『西田幾多郎』の中でだと思う)
主題こそ影響の跡がうかがえるものの、ここまで<私>を小説の中で掘り下げて開闢した実力には驚嘆させられる。
彼女の独特の語りの文体は繊細であり、哲学的であって、また音楽的でもあるから、またすぐ読み返したくなる。へたな心理小説よりも深い洞察に裏打ちされていて、ストレートな著者の性格が伝わってくる。
おもしろい作家の出現は喜ばしいことであり、賞の云々は関係なく自作も期待したい。
理解しようと思って読むと、読み進めるのが困難かもしれませんが、細かいことを気にせずに読み流していくと、リズムがあって読みやすく、インディーズ映画のようなポップな...
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[ 148] マナーと迷惑と権力、または「あの人どうにかしてください」 - good2nd
[引用サイト]  http://d.hatena.ne.jp/good2nd/20080503/1209800023

中島義道がどこかで、電車内で流される「駆け込み乗車は危険ですのでおやめください」という漠然として誰に言ってるのかわからないような放送をやめ、たとえば「今○両目に駆け込んだ眼鏡をかけた男性、危険だからやめなさい」という具体的な指摘にすればいい、みたいなことを書いていたような記憶があって探したんだけど見つかりませんでした。記憶ちがいかな?
かわりに、こんな箇所を見つけました。井の頭公園で花見の季節に「池に飛び込まないでください」などという管理放送に憤慨し、中島は管理事務所に電話します。
管理事務所のXは「一人でも池に飛び込むかぎりはやります」と絶対に讓らない。だが、Xのみを責めてばかりはいられない。善良な市民はみずからは一ミリも動かずに「お上」に向かって「ああしてくれ、こうしてくれ」とダダをこねるのである。それは -- 始末の悪いことに -- 「もっと看板を立ててくれ。もっと標語を貼ってくれ。もっと放送してくれ」というほど具体的なのだ。
(中略)花見客の喧騒狼藉にいらだつ同じ住民が、各戸の窓も打ち破る大音響管理放送にいらだたないのだからほんとうに不思議である。私人のすることなすことにはいらだちながら、「お上」のすることならどんな暴挙でも鼓膜や網膜を通過してしまうからだ。これが現代日本人の「からだ」なのだ。
もう一つ、電車や駅構内での管理放送に触れた箇所。車内での携帯電話の声がなぜ嫌われるのかについて。
(…)私人が公共の場所で「私的なこと」をのうのうとわがもの顔で喋っていることが許せなのだ。こうした人は、たぶん車掌がエンエンと車内放送を大音響で続けてもうるさくないのだろう。同じように「私的なこと」であるはずの「お呼び出し」でさえ、うるさくないのだろう。なぜなら、それは権力(電鉄会社)を経由し権力を背景にして発せられているからである。
「マナーを徹底させよ」と車掌や駅長に訴える人間は、「音」の権力構造につゆ疑問をもたない人間のようだ。
まあ正直、僕は中島義道とあまり友達になりたいとは思いませんが、しかし言われていることはよくわかります。こうした場面では、人々は自分の「不快」を「みんなの迷惑」に変換し、権力を通じてその原因を解消させようとするわけです。ヘッドホンの音量をその場で自分で注意するかわりに、マナーポスターやキャンペーンを求めるわけです。直接言うのは恐いからね。
でも、別に恐くもなんともない場面でも、こういう行動パターンはよく見かけるものです。何か不愉快なことがあると、直接その対象に向かって抗議したり批判したりするのではなくて、上位の権威に訴えて「あの人なんとかしてください」という。何しろ水戸黄門が長寿番組になる国ですから(僕はアレ嫌いなわけじゃないけどね)、「お上」に悪いやつを懲らしめてもらう、という行動はとても自然なのなのかもしれません。たとえそれが、犯罪のように個人が対応するのが困難なケースではない、ちょっとした「迷惑行為」であっても、ひとまず「お上」に訴えるという。
例えばこないだの青学の瀬尾という人の発言。確かに愚劣で酷い代物ではあるのだけれど(誤読を差し引いてもね)、そこで大学に電凸するというのは、大学当局という権力に「あの人どうにかしてください」と言い付けるっていうやりかたですよね。大学側は、丁度「マナーを徹底させよ」と言われて大音響の管理放送を流す電鉄会社や公園管理事務所と全く同じように、学長が「関係者に多大な迷惑をかけた」と謝罪するという対応をしました。関係者って誰でしょうね。非難の電話が殺到したおかげで対応させられた事務方とか、あるいは大学の支援者とかでしょうか?「世間を騒がせる」というのはこの国ではよく起きることのようですが、どうもいつも、誰がどのような被害を被ったのかよくわかりません。電凸した人たちのほとんどは瀬尾が言及した対象とは何の関わりもないでしょうに、瀬尾の言論を批判するだけでは足らずに「あの人迷惑です!なんとかしてください!」というわけ。
自分の不快感は自動的に「世間の怒り」であり「お上」によって「懲らしめられるべき」対象になる。まるで瀬尾に貶められた相手の代弁でもしているみたいです。
あるいは卒業式の国歌斉唱で生徒達が着席すると、それが気にくわなくても生徒達を批判するのではなくて(生徒を一人前とは思ってないので)、教員を非難したり、地域の教育委員会に訴えたりする。訴えは「世間の声」が聞き入れらるまで、上へ上へと上ってきます。
弁護士の発言が気にくわないと、懲戒請求を出して「世間の声」を届かせようとする。もちろん問題にされるのは弁護士自身が犯罪を犯したとか職責を全うしていないとかいうことではなく、発言の内容が不愉快だということであり、発言の仕方が不適切だということです。不快なものはとにかく排除したいのです。不公正を訴えるのとは全然違います。
以前、国旗国歌について書いたとき*1、マナーよりも自由のほうがずっと大事だろ常考、と言ったら「そんなの時と場合による」みたいな反応があったりして、ギョッとしたことがあります。マナーとトレードオフできる自由なんて、そんな絞りカスみたいな「自由」の話をしてるつもりはなかったんだけどな。
「あの人どうにかして!」とは、権力を信じきっているからこそ出てくる態度です。どういうわけか、その人達は「お上」はいつでも自分たちを守ってくれるものだとばっかり思い込んでいる。だから反戦ビラを撒いた人達は「迷惑だから」公安に捕まって長期勾留されても当然だと思う一方で、自分が参加したデモが警察に抑えられると急に裏切られた気持ちがして「最低の国だ!」などと言いだす。政治的主張は「迷惑」なんじゃなかったの?
もし仮に、自由に責任が伴なうとすれば(僕はこの言い回しを憎んでいますが)、それは「規範を逸脱した時に無条件に罰を受け入れる」という責任ではなく、むしろ「他人の行使する自由に対して、必要とあれば自分自身の自由を行使して抵抗する」責任なのではないかと思います。
もちろん念のため書いておくと「何があっても警察を呼ぶな」とかいう話じゃありませんよ。そうではなくて、些細な「不愉快」を抑えるために権力におもねることは、すなわち、そのような些細な領域にまで権力の拡大を認めることにほかならない、ということです。そうやって社会生活のすみずみにまで力の支配を行き渡らせたいのでしょうか。権力は必ずしもあなたの味方とは限らないんだけど、「お上」に「あの人どうにかして!」と訴える人々は、実際には権力に栄養を注ぎ込んでいるわけでしょう。そんなことが広がっていくと、なんでもない人の行為がいつ「迷惑」認定されるかわからなくなる、そういう想像力は必要だと思います。

 

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