匿名とは?/ ディック
[ 309] 404 Blog Not Found:有名人こそ、匿名を援護せよ
[引用サイト] http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50989774.html
批判する相手が学者や官僚であれば「実社会の経験もないくせに...」、大企業の役員であれば「エリートの論理だ...」、若手のIT長者に対しては「成金の考えることは...」などと発言者の経歴に合わせて、いくらでも批判の言葉を考えることができます。 「何を言ったか」が「誰が言ったか」より重要な場において、名前というのはむしろ邪魔ですらある。ましてや名前とそれが暗示するものが優れた才能が世に出ることを妨げる機会が今でも少なくないことを考えれば、匿名で議論できる場を常に用意しておくことの重要性は何度強調しておいてもいい。 一例として、コワレフスカヤをあげておこう。有名な数学者であるが、女性であることを理由に数学者となる機会が与えられなかった彼女を救ったのは、匿名だった。 もちろん彼女の時代と現代では、女性であることが「負」になる度合いは異なる。しかし現代においてさえそれは0とはなっていないし、名前というものが単なる個体識別子に留まらず、その人の状況をも暗喩している以上、属人論法を防止する手段としての匿名の価値は失われていないのだ。 もう一つの理由は、名前の持つ力は平等ではないということ。小倉秀夫も小飼弾も、明らかに「平均名前力」よりずっと強い名前である。ネットがそれに拍車をかけている。有名人がより有名になるというのは、金持ちがより金持ちになる以上に強い傾向にある。 そのような現状下で「実名オンリー」にしたらどうなるか。「名前格差」がさらに広がることは言うまでもない。 もちろん、すでに実名でも充分やっていけるものが匿名のままでいるのもまたかっこわるいとは私も思う。しかし「実名に耐えられるまでの苗床としての名前」は絶対に必要であり、そしてネットによって名前に関して働く収益逓増の法則がむしろ強化されていることを考えれば、累進課税を「公正」と見なすのと同様の理由で匿名は保護されるべきである。 しかし、匿名というのは「神が保証する当然の権利」ではない。さまざまなやりとりを経て今の形になった、いわば「先人が勝ち取って得た権利」でもある。そして権利というのは、濫用されれば濫用されるほど取り上げられる公算も大きくなる。 匿名というのは、特権なのだ。特権であるからこそ、濫用は避けなければならない。権利の濫用というのは、それを取り上げようとするものに対して格好の口実となるのだから。 匿名であろうが実名であろうが、本人と面と向って言えないことは言うべきでないというのが基本であるが、このルールはむしろ匿名モードでこそ強く意識されるべきだろう。 繰り返す。匿名は特権なのだ。特権である以上、それにともなう義務が付随する。だから私は匿名という特権を尊重し援護しつつも、それが守れない者から特権を取り上げることに私は反対しない。 こんな掲示板はどうだろうか。完全匿名制。しかし参加者の過半が「誰こいつ」ボタンを押したら、実名が晒される。そういう緊張感のある場での匿名議論がどうなるのか是非見てみたいものだ。 実にいい。 「何を言ったか」が「誰が言ったか」より重要な場において、名前というのはむしろ邪魔ですらある。ましてや名前とそれが暗示するものが優れた才能が世に出ることを妨げる機会が今でも少なくないことを考えれば、匿名で議論できる場を常に用意しておくことの重 浜松のマンション建設に住民が差し止め申請、建基法レベルの耐震性では東海地震に耐えないと主張|ケンプラッツ 「サイバーリバタリアン」の第2回は、永遠のテーマ「実名・匿名」論争である。当ブログでこういうテーマを扱うと、はてなブックマークがいつも大騒ぎになる。そこに群れるお子様たちは、匿名で悪口を書ける(しかも反撃されない)おもちゃを取り上げられるのがいやなのだ。既... ネットを使うみんなに使用するかは自由なIDを配布した上で、1.国立大学2次レベルの微分積分の問題を解かせないと匿名で書き込めない2.迷路を解かないと匿名で書き込めないシステム。3.EQテストを用意し規定の点数に満たない匿名書き込みをできないシステム。上記は一例... 小倉秀夫さん、こんにちは。エントリ拝読しました。 la_causette: はてブは今日も必死に実名等を表示できない自分を正当化するコメントで一杯 左記より引用 要約すると「実名や肩書きを明示する奴らは邪な意図を持っているのだから,肩書きを明示したことに対する私的制裁 でもそれではせっかくいい意見が出ても見向きもされないだろうから、はてなスター見たいな評価システムで最終的には実名並の発言力に戻してやるとか。 > 発言によって社会的な評価が高まる可能性がある若い人にとっては、こうした状況は損ですよね。 匿名については、言いたいことも分かりますが、異論も有ります。語りだしたらキリが無い、っていうか一年がかりの議論になった挙句、何も生み出さない類の話だと思うので、僕の意見を要約すると、 これは「匿名or実名」に関する議論との関係では関係ないのではないですかね?普通は、在日の人の通名は、本名ではないというだけで現実社会のなかで個人を特定する妨げにはなってないですから。「実名にしろ!」っていう主張は「本名を明らかにしろ!」という主張ではなくて「個人を特定しろ!」という主張だと思いますよ。(その是非はともかくとして) 現実社会でも、通名を変えて全く違う土地に引っ越せば、誰も前の通名での行動なんて知りませんから。コテハンならその手間すら要らない。 従って、通名が個人を特定する道具として容認されるならば、コテハンも容認されなければダブルスタンダードだ、と考えます。 実名を出す、という事は、他人の脳内で自分の名前と自分の主義主張・行動が紐付けされる、という事です。 通名が変更可能で、公表しなくてもよいということは分かるのですが、コテハンとはやっぱり意味合いが大きく異なるような気がします。 確かに、黒彩先さんもおっしゃっているように、「通名を変えて(従前の通名での現実社会での人的関係を捨てて)全く違う土地に引っ越せば」、従前の通名での言動について事実上責任を回避することができるかもしれませんが、従前の通名での現実社会との人的関係を捨てるということは、普通の生活をしている人には相当ハードルが高いですよね? それに対して、コテハンの場合には、コテハンを変えて、従前のコテハンでのネット社会での人的関係を捨てればよいだけですから、ハードルはかなり低いように思われます。 あと、「実名にしろ」という主張と「個人を特定しろ」という主張が異なるとのご指摘ですが、少なくとも子飼さんが指摘している小倉さんの実名主義は「(発言主の)個人を特定しろ」という主張だと私は理解しております。 近所づきあいが希薄な昨今、人間関係を捨てるハードルの高さなんて、低い人はとことん低いのですが……ちなみに、自分は低い方です。普通の生活してるつもりですが、職と土地を変えるたびに、以前とは全く別の人間関係を作り上げております。全然苦じゃないです。 ・「同一人物による複数アカウントである可能性が濃い」「濡れ衣の可能性が高いです」など、プライバシーを最大限尊重して結果を発表 (誰こいつ第3段階) 悪いことをすればバレるし、無実の人は濡れ衣を晴らしてもらえる、その際にも個人情報は最小限しか晒されない優良システムかと。 紹介 - 「出口の真っ正直インタビュー」でインタビューされました死亡記事にスターを付けるはてなーの気持ちが分かんない (あけろすにっき) 強者はなぜ遠くの弱者にばかり手を差し伸べるのか?夏休みの研究には、台所が大事かも (若だんなの新宿通信) 規制するなら労働時間を将棋の棋戦を面白くするためのアイデア-その一-国手戦の創設『竜王戦を多角的に考える』 (したらば掲示板限定シリーズ三部作雑記) |
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