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リベートとは?/ セントラルファイナンス

[ 558] ビールメーカーのリベート廃止半年 : なるほど経済 : 特集 : マネー・経済 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
[引用サイト]  http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/special/47/naruhodo214.htm

大手ビールメーカーが、卸売業者に支払うリベート(販売奨励金)を廃止する新しい取引制度を導入してから半年がたった。卸売価格の引き上げ、ひいては小売価格の値上げにつながる制度だけに、大手スーパーは「供給者の論理による値上げでは消費者に説明できない」と反発していた。このうちイオンはこのほど、卸売会社を通さずメーカーから直接納入することで、今後も店頭価格を据え置くことを決めた。消費者にとって値上げが避けられるのは朗報だが、すでに卸売価格の値上げを受け入れた中小の小売業者からは困惑の声も聞こえる。(鹿川庸一郎)
リベートの廃止は、実質的には出荷価格の値上げを意味する。その結果、卸売業者が小売業者に納入する際の卸売価格が引き上げられ、店頭での小売価格の値上げにもつながる。
ビール類は、卸売業者がリベート目当てで大量に売りさばこうとして過当な安売り競争に陥り、卸・小売業者とも、もうけの出にくい商品になっていた。メーカー側は「こうした競争に歯止めをかけ、卸売り、小売りともに適正な利益が出せるようリベートの廃止に踏み切った」としている。
だが、大手スーパーなど残る1割の小売業者が値上げを受け入れていないため、出荷量全体の約5割しか値上げは浸透していない。大手スーパーとの競争もあり、値上がり分を店頭価格に十分転嫁していない中小の小売店も多い。
イオンは、これまで工場から卸売業者の物流センターを通していたビール類の配送を、全国7か所にある自社の物流センターへの直接納入に順次切り替える。商品の仕分け業務などをイオン側が代行することで卸売業者の負担を軽くし、リベートがなくなっても卸売価格の据え置きを求めることが出来る仕組みだ。店頭価格の値上げを避け、一部商品については値下げにつなげたい意向だ。
ビールメーカー側も、直接納入方式は物流合理化の結果だとして、「小売り、卸、メーカー3者による酒類流通の利益になる」(アサヒビール)と受け入れる方向だ。
ビール類の店頭価格を据え置いている他の大手スーパーでも、西友は既にイオンと同様の直接納入方式を導入。イトーヨーカ堂も2000年から、卸売業者がヨーカ堂専用の物流センターを設置、実質的な直接納入体制を敷いている。センター内の商品配置を店の売り場の並び順に合わせ、店頭での陳列の手間を減らしている。
直接納入は、物流のIT(情報技術)化などを進めてきた大手スーパーでこそ可能になった。今後、大手との価格競争にさらされる中小の小売店でも、「共同仕入れをするから直接納入にして卸売価格を下げてほしい」(酒販店の業界団体関係者)と求めるところも増えそうだ。
一方、大手スーパーを中心に卸段階の「中抜き」が進めば、卸売業者の仕事をなくす皮肉な結果となり、卸売業界にとっては将来死活問題にもなりかねない。
メーカーが卸売業者に支払う奨励金。販売量に応じて出し、自社製品の販売を促す狙いがある。ビール業界でのリベートの慣行は古くからあり、支給基準が不透明などとの指摘があった。1990年代に、段階的に酒類の販売免許が自由化されると、大手スーパーやコンビニエンスストアなどが酒類販売に続々参入し、メーカーのシェア争いが激化したことなどから、慣行は一段と広がった。卸売業者はリベートをもとに小売業者への値引きを行い、安売り競争の原因となって、互いの体力を消耗させる原因となっていた。
ビール大手5社(アサヒビール、キリンビール、サッポロビール、サントリー、オリオンビール)が12日に発表した2005年上半期(1〜6月)のビール・発泡酒類の総出荷量は前年同期比2・7%減で、上半期として4年連続マイナスとなり、消費者のビール・発泡酒離れが鮮明になっている。
1月からメーカーが卸売業者へのリベートを廃止する取引制度変更を行ったため、一部小売店で値上げとなったことも影響した模様だ。原材料などを工夫して酒税を抑えて価格を安くした「第3のビール」は同3・1倍と急成長したものの、ビール(同8・0%減)、発泡酒(同20・2%減)の落ち込みは大きい。

 

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