レタスとは?/ セントラルファイナンス
[ 548] 野菜図鑑「レタス」
[引用サイト] http://alic.vegenet.jp/panfu/letuce/letuce.htm
地中海沿岸から西アジアにわたって分布する野生種から現在のレタスのもとになるものが主にヨーロッパで選び出され、東西に広がっていきました。 中国から伝わり、平安時代に栽培されていた「ちしゃ」は、わたしたちが今レタスとよんでいるものとは異なり、下のほうの葉から掻きとって使う「掻きちしゃ」でした。 玉レタスのうち、キャベツ状に結球するクリスプヘッド型のものをレタスとよぶ。以前は500グラム以上のものもあったが、小型化の傾向に。 茎ちしゃ、掻きちしゃがこの仲間。茎を食べるもので、アスパラガスのような味がするのでアスパラガスレタスともいう。 玉レタスの栽培が本格的になったのは戦後。それまでは、ごく少量がレストランやホテルなどで使われる程度でした。今では全国で栽培され、プリーツレタスなど、新しいタイプのものも 玉レタスの一種。結球がゆるく、表面に光沢があり、バターヘッド型とよばれる。しんなりとした歯ざわりで、日本でも早くから普及。 レタスは鉄の包丁などで切らず、手でちぎったほうが切り口の変色を防ぐことができて、おいしく食べられます。生食のときは、冷水にさらしておき、パリッとしたところで、水分をきって食卓へ。 アジアで発達したレタスで掻きちしゃの仲間。包菜ともいう。焼肉を巻いた利用法で復活したので焼き肉レタスともよばれる。 立ちちしゃのこと。だ円形にゆるく結球し、はくさいのような形をしている。エーゲ海のコス島で栽培されていたので、この名がある。 ★ジェームス・ディーン主演の映画「エデンの東」には、満載したレタスを貨車で遠く東部に輸送するシーンがあります。 ★この映画に見られるように、アメリカでは収穫したてのレタスを出荷前に砕氷を使って温度を下げ、輸送や保存に耐えるようにする技術が早くから実用化されていました。 ★野菜は呼吸をしています。そのまま段ボール箱に入れて輸送すると、箱の中の温度が40℃前後まで上がることもあるので、収穫後すぐに冷やすなどの方法で、生鮮状態を保ちます。 ★日本では昭和48年、初めて長野の農協が初めて導入したレタスの真空冷却(減圧で水分を蒸発させることにより冷却)が、野菜の予冷技術の中心となっています。 ★この技術と保冷車とを活用し、東京オリンピックのころから急激に高まったレタスの需要に応じて、全国への出荷が可能になったのです。 ところが、花が開いているのは午前中だけ。早寝早起きの習性があって、お昼近くにはもう閉じてしまいます。花びらのひとつひとつに白い冠毛のついた種がついて、たんぽぽのように空中を飛びます。 一般に生活のレベルが上がるとキャベツの消費が増えるそうです。さらに豊かになると、レタスの消費量が上がって、キャベツの伸びが止まるといわれています。 これはアメリカでみられた現象ですが、そっくり同じことが昭和40年代以降の日本でも起きました。 現在、中国から輸入され、「山くらげ」の名前で販売されている乾燥野菜は、ステムレタスの茎を細く切り、乾燥したもの。 最近では、山くらげ、サンジャー菜、皇帝菜などの名前でスーパーなどでも販売されています。お湯で戻すと3〜4倍に増え、いためものやサラダ、和風料理などに利用します。コリコリとした歯ざわりです。 夏は高冷地の長野や岩手の露地ものが主。秋から冬にかけ茨城、香川など、冬は静岡、春から初夏は茨城、香川などから多く出荷されます。 |
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