縁故とは？/ セントラルファイナンス
[ 376] 縁故考察
[引用サイト] http://www009.upp.so-net.ne.jp/yosi_woods/enko.htm
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「コネがなければ入れないと聞きますが、本当でしょうか。」と言う質問を学生から割と多く受ける。また、学生よりも親御さんとの会話の中で、頻繁に出てくる質問である。 地元では、採用数がトップとはいえ所詮地方の製造業であり、高専、短大、大学卒、修士了の内定者数は８０名程度である。大学卒以上となると６０名程度である。 地方でもあり、企業が少ない上に人気があるため、地元国立大学を筆頭に県外の国公立・私立大学から沢山応募が来る。従って、高学歴レベルでの競争となり、地元国立大の学生でも不合格になることが多い。 高校時代勉強が出来、地元国立大学へ合格した、いわゆる町内では「秀才」で通っていた者が落ちることになる。 つまり、自分では優秀と思いこんでいる学生が、不合格になり、高校時代自分より出来なかった同級生が合格したりする。「僕が落ちたのにあいつが受かった。どうしても納得がいかない。」そういった学生が、学校に「あの企業はコネがなければ入れない。」と報告しているらしい。 たとえば、筆記と面接の合計点が同点、もしくは５点ほどしか変わらない場合、どうしても、学校から推薦状を貰っていない学生よりは貰っている学生、また、地元有力者 並びに 役員からの紹介（これがいわゆるコネ）がある学生を採用しようとするのは常識です。 だから、現在コネが無くて地方企業へ就職しようと思っている貴方は、入社試験、選考会で誰がどう見ても文句のない合格ラインより上位の成績を取るように努力するか、または誰でも良いから紹介状を書いて貰えるような人脈を探すことです。 「私は、○○県出身で△△県の大学に通っています。就職は地元へ帰りたいと思っていますが、コネが全くありません。どのようにすれば、コネまたは企業の方と知り合いになれるのでしょうか。教えてください。」 このメールを見て私は３０分間腕組みをして考え込んだ。文章から察するに親孝行で純な女子学生と思われるので、妙案があれば個人的にアドバイスをしてあげるのが礼儀であろうが、あえて本人には「ホームページに掲載しますよ。」と返信をした上でお答えしよう。 特に地元の「先生」が入社選考会前になると、アポイントも無しにおいでになる。手には言わずと知れた「履歴書」を持って・・・。 役員を始め一般の社員からも「親戚筋から、隣近所から、頼まれて・・・」と言って紹介文が添えられた「履歴書」が人事に届く。 当ホームページの「総務担当者」の中にもあるように、地方企業は近隣住民、土地関係者とのつながりは切っても切れないものがある。 以上３種類のコネで共通するものは、「入社を希望する学生の「親」を通じて頼んでくる。」と言うことである。つまり学生本人が上記のようなコネを持っていることはほとんど皆無だと言うことである。 例外はあるかも知れない「直接議員さんを知っている。」とか「社長をよく知っている。」とか・・・。しかし、常識で考えても子どもが「議員さん」や「社長」を知っているなら、その親御さんはもっと懇意にしているはずである。親より「議員さん」や「社長」をずっとよく知っているなどというのは「援助交際」でもしていない限りあり得ない。 だからメールをくれた親孝行な女子学生さん、両親に何でもいいから頼める口はないか相談をするしかないです。地元選出の市会議員さんなんかは、どこかで繋がっていたりするものですし、近所でその会社に勤めている人がいないか調べてみて、いればどんなに回り回っても紹介文を貰うとか、履歴書を持っていって貰うとかした方が、どんな紹介でも、筆記が同点なら履歴書の片隅に「○○さんの紹介」と記載されている方が絶対に有利。 ちなみに最強のコネは「土地関係者の子ども＆役員の親戚筋＆市会議員・県会議員・国会議員の紹介」のロイヤル・ストレート・フラッシュである。恐るべし。 |
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