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感想とは?/ ディック

[ 304] いつも感想中
[引用サイト]  http://d.hatena.ne.jp/hobo_king/

朝香透(あさかとおる)の毎日は高校生になってから穏やかと言ってよかった。気の置けない友達との何気ない毎日。透は天然なんて周りに言われながらも毎日を過ごしていた。そこに一点の染みのような違和感が生まれ出したその日までは。
口の中に苦い違和感が広がる。そして大きくなる異様な気配。何一つおかしい事など無いのに、彼の過ごしていた穏やかなはずの毎日が少しずつ狂っていく・・・彼の知覚の外側で。
しかし、彼の感じている違和感に敏感に反応したものもいた。親友の佐々木日高(ささきひだか)。彼は透に何が起こっているのかなんとなく知っているようだったが、日高はそれを口にしない。しかし透の日常の”汚染”は日々進んでいって・・・そしてある時を境に破綻する。
作風は学園異能ものと言えそうですが、それ以上に日常少年少女達が感じている事を切り取って描くのが上手いような気がします。
衣食住にこと欠かず、戦火に怯えることもない。進路を親に無理強いされることもほとんどなく、むしろ夢を持てと奨励される。それなのに、なにかが歪んで濁っている。外の世界から目をそむけて部屋に閉じこもる者、クラスメイトをいじめ殺すもの、理由もなく、ただ殺したいからと、無関係な人間を殺す者——でも恐ろしいことに、透はそういう人たちの気持も、うっすらと理解できるような気がするのだ。
どこまで少年少女の心を写し取っているか分かりませんが、それでも読んでいて何か黒々としたものが心の傍をヌルリと滑り抜けて行くような気持がした文章です。他にも・・・。
「誰が消えたってかまわない。だって、私にとってはそれまでも、いないのと同じ人たちだったんだから」
・・・これ、某事件が起きる前に書かれている作品ですよ・・・? しかし、なんでしょうこの予言じみた内容は。
ある人の存在が何処までも軽くなってしまった時、相手も自分を同じよう軽く見ている。深淵を覗き込む者を、深淵が同じように覗き返しているのと同じように。
集団の中で個人の存在がどこまでも軽くなっていったその先に待っているのは・・・人として持ち合わせていなければならないはずの価値観の崩壊。孤独は、いつしか人間性と呼ばれる全てを破壊して獣の世界へと人を埋没させる・・・。
大人たちはけっして、自分たちが感じている恐怖と苛立ちを理解することはないだろう。環境問題ひとつとってもそうだ。テレビ番組も学校の授業も、地球が加速度的に滅亡に向かっていることをくり返し、くり返し、見せつける。それなのに大人たちは次の総理大臣が誰になるかとか、どこの会社が合併しただとか、子供から見ればどうでもいいことに大騒ぎしているばかりで、相も変わらず資源を食いつぶし、環境を汚染し続けている。そのあげく、結果を担わされるのは子供たちなのだ。
・・・私はやっぱりもう大人なのでどうこう言える立場ではないのですが、子供の目線で見ればそんな話ばかり転がっているような気がしますね・・・こういう視点で見たことがなかったので、正直新鮮でした。
話は実際の所そういう事ばかり書いている話ではなくて、アクション中心の異能モノなのですが・・・余りにも心情描写が異端じみていたので、つい色々と引用してしまいました。もしこれらの言葉のどこかに心の琴線に触れるものがあるなら、この本を読まれる事をおすすめします。
キャラクターは上でも触れた透と日高を中心にして物語が綴られます。得体の知れない敵との戦いが中心です。人を狂わせる力、人を殺す力、そうした「人を害する力の満ちた世界」が日常の一枚裏側に存在している世界での戦いです。
主人公の透の存在でしょうか。自分が傷ついた経験を持ちながら、そこから這い上がった強さを持っているからのように思えるキャラクターです。
「だってさ、高校入って日高たちと会って、ぼくホント、すごい楽しいから。学校ってこんな楽しいとこなんだって、いま、すごい幸せだからさ」
中学時代には友人の一人も居らず、孤独に過ごした日々が透の今を輝かせています。人が傍らにいることの喜び。当たり前のようでいて、当たり前ではなく、まるで奇跡のような現実の価値を透はその身に染みて知っています。その一筋の光が物語を救っています。
上手く本の魅力を伝える事が出来ないもどかしさを今もの凄く感じていますが、とにかく読んでみてください。程よく練られた設定、上手く作り込まれたキャラクター、無理のない展開・・・安定して読ませるだけの作品だと思います。
また、最初こそ変な違和感のある透と日高の関係ですが、物語が進むに連れて良いコンビとなっていきます。・・・変な話ですけどちょっと腐女子の人に受けそうな感じがあるんですけど・・・まあいいか・・・。
ちなみにイラストは「鬼切り夜鳥子」のイラストを書いていた佐嶋真実氏です。どーりで。どーりでなんとなく買いたくなってしまった訳だわ・・・本編内の白黒イラストもいい味を出していますので、その辺りも注目しつつ読んでもらえると良いかなと思います。
えーかの有名な某掲示板のライトノベル板には「題名の一部を「ちんこ」に変換するスレ 」という大変頭の悪・・・いや素晴らしいスレッドがありまして、それをひねもす眺めていた時に何となく思いついた訳です。
でもちょっと待ち給え君たち。まだ僕らにはおっぱいがあるじゃないか。しかも「おっぱい」の方が「ちんこ」より幸せな感じがするよ!?」
・・・いや、探したらどっかにあるのかも知れないけどさ・・・掘り起こしてもしょうがないというか、なんというか・・・。
頭が悪いなんて言わないで! 後ろ指を指さないで! 悲しくてやりきれない事件がテレビを賑わせている時だからこそ、愛と笑いと安らぎとを振りまかねばならんだろう! と私は信じるものであります。
とある魔術の禁書目録とある魔術の禁おっぱい目録魔術でおっぱいに何かする感じですが、「禁」になってしまうくらいですからきっと凄いんですよね。私興味津々です。
狼と香辛料おっぱいと香辛料おっぱいへのトッピングとしては生クリームとかチョコレートソースが鉄板だと思っていましたがなかなかどうして! 刺激的です!
鋼殻のレギオス鋼殻のオッパイ硬い殻に覆われたオッパイです。明らかにSFな感じですが、殻を剥いた先にはきっと柔らかいオッパイがあるはずだと信じて今日も我らは往くのです。
麗しのシャーロットに捧ぐ麗しのシャーおっぱいに捧ぐ変な所に文字列を入れた関係でクリーチャー物になってしまいました。きっとおっぱいに口があって「シャー!」とか威嚇してくるんですね。
イチゴ色禁区イチゴ色おっぱいあら、ストレートにエロくなっちゃったぞ!? でも、イチゴ色なのは乳首だけにしてくださいね! 全部イチゴ色だったら怖いです! とても怖いです!
薔薇のマリア薔薇おっぱいマリア「の」を「おっぱい」に変換する荒技を使用しています。えー。かつて「砂漠の薔薇」という漫画がありましたが、そんな感じになってしまいました。しかしそれを無視すればかなりエロスなおっぱい物な感じを醸しています。
紅〜ギロチンおっぱい〜ギロチン何故か一時期「ちんこギロチン」の検索ワードで我がブログを訪れる人が後を絶ちませんでしたが、多分こんなことやっているせいです。
ラブ★ゆうラブ★おっぱいそのまんまですね。しかし何故男はこうまでおっぱいに魅せられるのでしょうか。ただの脂肪の塊といってしまえばそれまでの、ただの二つの膨らみに。嗚呼おっぱいよ、何処へ往く。
ゼロの使い魔ゼロのおっぱいタイトルを改変しても何か内容的に違和感がないような気がします。小さいおっぱいだから何が悪いっちゅーねん! 小ちゃくたって夢が沢山詰まってるんだよ!?
ぷいぷい!ぱいぱい!いや、今後こんな名前のライトノベルが出てきてもおかしくないような気がしますね。おっぱいの話かどうか分かりませんが、どの分野でも熟してくれば鬼子が生まれるのは当たり前ですから・・・巨乳ハンターみたいに・・・。
これはイケル? と思いついたものがありましたら是非コメント欄にて自分の脳内を曝け出してくださいね! ご応募、待って、まーす! でも先日のまとめエントリのコメント欄にはこんなこと書かれてたんだった!
まだまだ子供で、小さくて、でも女の子で、ぽわぽわしている。でも”めしあ”。その名の通り実は世界を救う力があると言われており、一人の天使に遣わされた少女。
保は日々めしあを中心にした生活をしている。彼の姉の練子(れんこ)もそうだし、彼の妹の蛍雨(ほたう)もそうだ。めしあのために屋敷の中に護衛を付け、学校に罠をしかけ、通学のための電車の車両まで買い上げ、そして自らを鍛え上げてまでしてめしあを守る。それはめしあがメシアだからではない。心優しい娘だから。特別な力を持っているから。そしてなにより——家族だから。
以前のシリーズ「護くんに女神の祝福を!」の時には主人公の護がどうも好きになりきれないままに最終巻まで読んでしまいましたが*1今回は期待できそうです。
しかしイノセントなキャラクターが少年から少女に変わるだけでこうまで印象が変わるもんですかね。いやーやっぱり可愛いのは少年じゃなくて少女の方がいいですなあっはっはっはっ・・・。私がやらしいからとかじゃないはずです・・・。
彼女を守ると決意している保もめしあと同じように真っ直ぐな良い少年です。女の子には全くと言って良い程モテませんが・・・モテるどころか顔を見ると女の子がこぞって逃げ出す程です。しかし、
あと、姉の練子と妹の蛍雨ですが、両方ともめしあを猫可愛がりする問題姉妹ですが・・・それだけではなく性格的に多くの問題を抱えています。まず、姉の練子ですが、
めしあに不用意に近づいただけでコレもんです。ちなみに常に銃を携帯しているのでシャレにもなりません。ちなみにこの妹も重度のめしあコンとブラコンを併発しています。
彼ら以外にもヴァーミリオンというショートヘアの可愛らしい女の子も出てきます。めしあを監視するために送り込まれた異能力を持った少女なのですが・・・この子も可愛らしいですね。
最初こそヴァーミリオンですが、殺ヶ原の面々と徐々に距離が縮まっていった結果、通称・ヴァー子と呼ばれるようになってしまいます。・・・うーん、なんというセンスの無さ!
ま、このヴァー子、保の事が徐々に気になっていくようになってしまうのですが(まるでエメレンツィアだ・・・)、そう簡単には保との距離は縮まりません。ちょっとときめいたりすると、
世界の事を交えつつも結局は家族の温かい繋がりに話が戻ってくる所が個人的には好きですね。今の所「嫌だなあ・・・」と思ったキャラクターや「薄いなあ・・・」と思ったキャラクターもおらず、またストーリー全体も安定して読ませてくれます。
めしあに与えられた特別な力。殺ヶ原家という特別な家とそれが培ってきた力と呪い。そしてめしあの力を求めるもの、恐れるもの、憂うもの、疎むもの・・・色々と出てきて飽きさせませんね。
一応続くんじゃないかな〜という感じで話が出来ていますので、2巻を期待しつつ待ちたいと思います。

 

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